前回のブログ記事から、、
TOEIC750は英語で仕事をするには最低限まず必要です。
というお話を書きました。
昨日も書きました通り、TOEICの点数自体は日系に就職する、社内での基準に到達するという客観的な指標として必要な場合以外は、実務上はあまり意味をなさないです。
ただ、勉強自体は、実務に直結するような語彙なども多いので、まずは英語を使ったビジネスの基礎構築として必要だとしました。
さて、今回は実務に直結するスピーキング力。
目次(クリックすると自動で飛びます)
1.英語スピーキング力というのはどのレベルが必要か?
2.スピーキングの上達法は?
3.お役立ち勉強法、教材、オンライン英会話
結論から先に言うと
求められるスピーキング力は環境によって全然違う。
よく、どれだけスピーキング力が必要か?とよく聞かれます。
これ回答はとても難しいですよ、
環境によって全く求められるレベルが違うから。
そして、より難しいのは、同じレベルでも人によって感じ方も違うんですよ。
もちろん、TOEICでないので客観的な指標もないですから。
私は、現在、シンガポールで
毎日部下達と英語で仕事していますし、外部とも英語でやり取りします。
わからない単語や聞きづらい言葉も正直あって、
Sorry?と聞き返したり、You mean~?と確認することなどしょっちゅうあります。
英語は初心者の方から見れば、私はぺらぺらに見えるでしょうし、
若手からみてもハードな交渉をしているので経験豊富に見えるかもしれません
ただ、使っている英語や文法なども踏まえて、
できる人からみたらどう思っているのかはわかりません。
私は、すでに、普段は全く気にしないです。
たまに、単純に全く違う初めての相手と話すと、
今日はかなり聞きづらかったなとかもしょっちゅうです。
そうしたら聞けばいいし、調べればいい。そういう姿勢が大切でしょう。
私の外部折衝はシンガポールだけでなく、
マレーシア、タイ、インドネシアなどもあります。
みな英語力はバラバラですね、発音やアクセントも。
ただ、みな仕事をして使っているし、
何とかしてお互いコミュニケーションをとらなくてはいけない。理解しようとしなくてはいけない。
だからスピーキング力とか言ってる場合でないですよね、、、
あと私、ニュースなんかも、ほぼわかる物もあれば、
全然わからないものもある。
とはいっても、参考になるように、
様々な環境で働いてきて、それぞれの環境で必要だなと思えるスピーキング力を
書いてみます。
1.英語スピーキング力というのはどのレベルが必要か?
例えば、
まず、①旅行
→正直、なんでももいいのでは? 単語は知っているほうがいいですが、
文でなくても通じますしね。今はポケトークでもSiriでも問題なく相手が、意味を理解してもらうぐらいはできると思います。
もちろん、実務でつなげたいなら、物事の丁寧な頼み方とか、
単語でなく、文章での伝え方などはあえて訓練して使ったほうがいいとは思います。おすすめ教材は、瞬間英作文とか10週ぐらいすれば違うと思います。
これで、ぶつぶつと独り言を繰り返す。これがスピーキング力向上の基礎です。
はい、ここから本題です。実務でのスピーキング。
②日系企業の場合
これは、基本社内での公用語が日本語とすると、外部と話す時だけですね。
かなり限定されてくるので、ある程度インプットすればあとはアウトプットあるのみ。
私がやったので言うと、
即戦力がつくビジネス英会話、なにか貿易実務の本を1冊、これで十分。
あとはTOEICの所でやったとお伝えしたDUO.この文を暗記してると
かなり楽です。
②外資系企業(社内ノンネイティブ)
これは、ネイティブ相手でない社内ですね。会議や資料などの英語ですから、基本的には結構大変です。
ただ、ここは練習あるのみ。
先述のビジネス英会話や他の英会話の基本の本んを1-2冊買って暗記、そしてアウトプット。
ここで①②に共通している事、それはオンライン英会話を有効に使って、
アウトプットをすれば自身もつくし、ステージが上がります。
オンライン英会話、、、私かなりの会社を昔、試しました。
かなりです。外部の英会話も20年以上前に行ったこともあります。
こういう外部の学校やオンライン英会話に関しては、どこか別のタイミングでまとめます。
とにかく、言えるのはアウトプット。インプットだけをいくらしても、まったくだめです。
このオンライン英会話の有効活用のコツはいくつかあるのですが、一番大事なのは積極的に話す事です。
結局特に②③の外資系で最初苦労する人が多いですが、
会社での自身のいままでのスタンスを変える必要があるという事です。そういう柔軟性がないとストレスでつぶれてします。
- しっかり意見をする、
- しっかり説明する、
- はっきり報告をする。
話すスピーとか、文法とかの問題でなく、
そもそも話せるのになんとなく最低限の英語しか発しない人も良くいますね。
帰国子女とかはその辺全然違っていて、そういう文化の国で育ってきているので、
何も躊躇せずに話しています。
私も30代半ばで最初外資にはいり、上司に対してなんとなく遠慮していましたが、
もう訳も分からなくても単語でも何度も途中で話すようになりました。
立場上、そうしないと仕事も進まなかったし、、、。それで上達しましたよ。
ちなみに今のシンガポールの職場。実は日本から最初派遣されてきたAくんは全く話せないレベルでした。
かなりひどかったと思います。しょうがないから、彼には通訳を付けるなどしていました。
彼の英語力はTOEICでいうと多分500点以下だったでしょう。ただ、かれは素晴らしい長所がありました。
それは物怖じしないことです。
できなくても単語を発して頑張っていましたし、特にできない自分を取り繕いもせずに、とにかく伝えようとしていました。
アジアはみな母国語でないのでそんな彼にも理解もあり、
どんどん上達していき、3年後には、もう普通に周りと話し、会議で話し、外部とMTGをしています。
最後に、③外資系企業(社内ネイティブ)のケースは、少し違います。
やはり社内でのMTGや会話もレベルが上がります。レベルって。。。
そうですね、これはTOEICとかでは全く学べないところですね。
例えば簡単なものでも表現の使い方とか。質問の仕方とか、
会議の仕切り方とか。。。
要は文化的な要素なども背景にあります(できないと言わないとか、ポジティブな言葉を使うとか。。。
こういうのは英語力とかスピーキング力とかいうのですかね。
やはり実務経験は大切ですけど、そういうのも今はオンラインの英会話とかで訓練できると思います。
ビズメイツとかね、、
いづれにせよ、上記のようなTOEICだけで測れない事は、ものすごいあります。
例えば、
何か「問題」が起こったときに、
problemとかは使わない、issueを使ったりchallengeを使うとか。
何かを始めよう!という時に、
start, begin, will doなどでなく、implement, launch, initiateを使うとか
これば別で一度まとめてみようと思います。
さてさて、スピーキングに関しては、
いろいろとこの5年間の海外勤務でありましたので、今後ていき書いてみようと思います。